PS4『ドラえもんのび太の牧場物語』時間プレイ、クリア後レビュー(Switch/Steam)
こんにちは!
ドラえもんのび太の牧場物語を本編クリア&トロコンしたので、どんなゲームなのか、良かったところ、悪かったところなど、レビューをなるべくネタバレ無し行います!
総プレイ時間は34時間
(寝落ちしたので30時間程?)
バージョンは最終アプデ後の最新verです。
対応機種はPS4、Switch、Steamで
自分はPS4版をプレイしました。
価格はAmazonで3000~3500円くらいですね
DL版だとPSセールで3800円ぐらいです。
自分はPSセールで購入し、プレイしました!
自分は子供の時からドラえもんファンで、未だに映画もたまに見たりもします。
DSの新魔界大冒険以来のドラえもん作品のゲームだったので、童心に帰った気持ちでとてもワクワクしてプレイしました。
どんなゲームなのか
本作は牧場物語シリーズのコラボ作品として、2019年に発売されました。
そもそも牧場物語とは野菜や果物を植えて収穫したり、動物を飼い、畜産物を生産したりなどして、得たお金で牧場の設備を整えたりなど牧場経営の傍ら、魚釣りをしたり、虫取りをしたり、住人とコミニュケーションを取り、結婚する事まで出来るシミュレーションゲームとなっています。
牧場物語シリーズ第1作はSFCで1996年に発売と歴史が深い作品となっています。
本作はドラえもんの登場人物が主役となってますので、恋愛要素はありません。
(登場人物は小学生なので仕方がないですよね。)
しかし、オリジナルキャラ同士で思いを寄せる人物がいたりして、恋愛イベントなどは存在します。
ドラえもんのひみつ道具が多数登場し、様々な場面で作業の手助けをしてくれます。
ストーリー
物語は、ある日見つけた不思議な種を植えてみたら、すくすくと大樹となり、嵐が起きて異空間に飛ばされ、ドラえもん達は、シーゼンタウンという異世界に飛ばされてしまいます。
散らばったひみつ道具を集めて、元の世界へ戻る為、それまで住人のお手伝いをするという所からスタートします。
他のキャラクターはお手伝いをする所が決まっていく中、のび太はなかなか決まらず、
空いていた牧場を経営する事になります。
画像のように、動物たちも多数登場します。
簡単なゲームの概要は、牧場を経営しつつ、キャラクターとの好感度を上げて物語が進行するといった流れになっています。
では、個人的に感じた、良かったところと悪かったところを紹介します。
良かったところ
- 物語が映画ドラえもんさながらのストーリーでムービーが用意されており、世界観に浸れる。
- 作画が2Dの絵本風のタッチで可愛い。BGMや季節感が雰囲気を感じれてとても良い。
- ひみつ道具が作業の手助けをしてくれて、ドラえもんというオリジナル要素を良く感じれる。
1.物語
まず、やはりドラえもんが好きな人にはもってこいのゲームだと思います。専用のムービーなども用意されています。映画ドラえもんのような物語構成になっており、先の話が気になりました。
しかしここは悪かったところにも関わってくるので、それは後述します。
2.作画
絵本風のタッチが牧場の雰囲気とドラえもんの世界観とが非常にマッチしていると感じました。
それにより、動作も非常に軽かったです。
春夏秋冬や朝昼夜で絵やBGMが変わるのも
季節や時間を感じれて、良かったです。
3.ひみつ道具
自分は牧場物語シリーズは初のプレイだったのですが、ひみつ道具を取り入れることにより、他の作品との差別化が出来ていると思いました。
例えばどこでもドアで移動が楽になったり、農作業ではミニ雨雲が作物に自動で雨を降らしてくれるなど、ドラえもん好きにはとても嬉しい要素でした。
ちなみにひみつ道具自体は物語が進むにつれて、徐々に手に入れる事が出来るといった感じで、いわゆるヌルゲーという訳では無かったです。
悪かったところ
- 住人の好感度が異常に上がりづらいので、物語が進みずらい
- 鉱山物語と揶揄される程、鉱山に潜った方が効率的なので、効率を求めるシミュレーションゲームとしては、バランスがいまいち。(アプデで多少は改善されてる)
- 他の主要キャラクターはオリジナルキャラの家で手伝いをしていて、一緒に寝食をしており、家族のような行動をしているのに対し、のび太は牧場を1人で経営しており、常に孤独を感じて寂しい。
- 魚や虫などの収集要素が機能してない
- 道具をアップグレードする際の金銭と材料が多すぎる上に、全く性能が変わらないものも存在し、手抜きを感じる。
- 店の空いてる時間やキャラクターの行動時間がバラバラで思うようにやりたい事が進まない。
1.好感度
まず、なんといっても今作一番のもう少しどうにかならなかったのかなと思った要素として、好感度がストーリーの進行に深く関わっているのにも関わらず、キャラクターの好感度が非常に上がりづらいといったところです。
好感度の上げ方はキャラクターに話しかけたり、物をプレゼントする事で上昇するのですが、1日に1回しかする事が出来ないのに対して、上がり幅が非常に少なく、同じ事を何回も繰り返さないといけません…
好感度は1~10まで段階的に存在し、ストーリークリアの目標は17人程居る各キャラ4~6段階となれば、メインストーリーは最後まで見る事が出来ます。
半分なら楽勝じゃんと思いきや、本当に全く上がりません。
キャラクター事に好きな物が設定されており、簡単な物であれば良いですが、貴重な素材などが設定されているキャラクターは更に上がりづらく、かなりきつかったです。
自分は1年目の夏ぐらいから毎日プレゼントを行い、2年目の春でようやく、ストーリークリアとなりました。秋ぐらいからはやる事が無くなり、毎日プレゼント挨拶を行い、帰って寝るの繰り返しでした。
それ以降、好感度を上げることにより、各キャラ個別のストーリーが存在するのですが、自分はストーリークリアまででかなりしんどくなってやめました。
ちなみにPS4版のストーリークリアのトロフィー獲得率が6.6%と、ソウルライクゲームも真っ青なクリア率となっています。
どこかのサイトで見かけたのですが、キャラの好感度を最大まで上げるには毎日話しかけて、好物をプレゼントする作業をゲーム内時間で2年間程行う必要があるみたいです…
(ひと月30日の4ヶ月で1年なので、240日…)
2.ゲームのバランス
発売当初はのび太の鉱山物語と言われていたみたいです。なぜこう呼ばれてたのかというと、農作業で必要な肥料や種の料金が非常に高く、虫や魚もそれほど高く売れません。
鉱山に潜ることによって、化石などが結構高値で取引出来るので、よって鉱山に朝から晩まで潜っていた方が効率が良いとされていたからです。
この鉱山も結構時間がかかるので、1番奥まで行くには大体1日潰れます。
アプデで肥料や種の価格はだいぶ安く訂正されましたが、それでも序盤は鉱山に潜る事を余儀なくされます。
5.の道具アプグレに必要な素材数が多いにも関わってきます。
3.他のキャラとの関わり
スネ夫やジャイアン、しずかちゃんなどは、他のお店のキャラと一緒に働き、一緒にご飯を食べて、一緒に就寝するといった、家族愛に満ち溢れた行動を見られます。
しかしのび太は常に1人で牧場の経営をし、好感度が低いキャラからは、「今忙しい」などと塩対応され、孤独感に溢れており、寂しく感じます。
ドラえもんといえば、友達との友情のシーンも色濃く存在するので、友達が牧場を手伝ってくれたり、協力し合うシーンがあれば良かったのになと思いました。
4.収集要素
こういったほのぼのライフゲームにおいては、収集要素がありがちで、今作においても、魚や虫などの収集要素が存在します。
しかし、コンプリートする事で道具が貰えたり、博物館に飾ったりといった要素は存在せず、収集する必要性が感じられない上に、図鑑がそもそも町長宅でしか見られないので、すぐ見たい場合に見ることが出来ないのもストレスでした。
魚や虫のグラフィックはよく出来ていたのに、おまけ要素の様になっており、もったいないと感じました。
5.アプグレに必要な素材数
道具や施設のアップグレードに必要な素材数が多く、集めるのが大変でした。
1日をほぼ鉱山と木こりに費やす事になるので、必然的に農業や他の事が時間が無くなります。
道具も5段階ぐらいで存在するですが、中には見た目が変わるだけで、全く何も性能が変わらない道具などもありました。
6.店の営業時間やキャラの行動時間
これも地味に面倒な要素だったのですが、お店が週休二日制(ホワイトで良いと思いますが…)で店により休みが違う上に、営業時間が異なるので、例えば、商店で買い物した後に、施設をアップグレードしようと違うお店に行くと、休みだったりする事が多々あります。
キャラクターも行動時間がバラバラで、昼ごはん後に昼寝をしたり、就寝が早すぎるキャラとかも居ました(個性があって良いとは思いますが。)
総評
いかがだったでしょうか。
ドラえもんファンとしての感情からか、少し厳しめのレビューになってしまいましたが、作品自体のコンセプトや雰囲気はとても良く、映画ドラえもんさながらのストーリーで面白かったので、ゲームバランスや細かな所に手が届かないのがとても残念でなりませんでした。
とりあえず牧場経営をやってみたいな〜って感じでゆる〜く雰囲気を軽く楽しむには良いかもしれません。